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ランキングとは別に面白かった作品を紹介していきます。
今回紹介させて頂くのはA級コネクタ様の
「ああああ・ああああ・ああああ・ああああ・ああああ・ああああ・ああああ・ああああ・ああああ・ああああ」
です。
誤字ではありません。これがタイトルとなっております。
ツイッターのタグ#RTした人の小説を読みにいくで教えていただいた作品のひとつとなっております。作者様のコメントで、
「頭のおかしい小説ランキングで1位になれると確信しております。宜しければどうぞ」
とのお言葉をいただいておりますが、確かに頭のおかしい作品です。
RPG的な世界観を思い浮かべて下さい。勇者がいて、魔王がいて、お姫様がいて、魔法や剣があるというアレです。
はい、察しのよい方ならもうお気づきかもしれません。
この作品の固有名詞は全て「ああああ」です。
主人公を含め全ての登場人物、村の名前、技や魔法も全てが「ああああ」です。
まともに読めないような気もするのですが、意外と読めます。話の基本は押さえられていて、掌編で使うようなネタなのですが、ストーリーの進行とか関係ない作者の一言が作品全体をギュっとしめています。
正直コレがなかったら多くの読者が脱落していたのではないかと。
この一言は毎話の最後に出てきます。
少し紹介します。ネタバレが嫌な方はおもどり下さい。
さて、ここで問題です。これまでに「あ」は何回登場したでしょうか?
それと読者はこれを一字一句として飛ばさずに読んでいるのか!
ちなみに、この話を書いているとキーボードの「A」が最初にへたれてきます。
メタ要素というか読者心理を理解しているというか、なんにしてもかなり客観的に自己の作品に向き合っており、なおかつセンスある作者様だなと思いました。
気になった方は是非ああああして下さい。
またレビューや感想も「ああああ」で埋め尽くされているとっても「ああああ」な作品です。
ではまた。
https://ncode.syosetu.com/n6872fk/7/ ←今回紹介した作品